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2021/09/13
『子どもの口腔リスクの現状と、マスク生活で見直したい唾液力の重要性』

『子どもの口腔リスクの現状と、マスク生活で見直したい唾液力の重要性』

2021年8月12日(木)

子どもの口腔リスクと、コロナ禍における唾液力の重要性に関するオンラインプレスセミナー『子どもの口腔リスクの現状と、マスク生活で見直したい唾液力の重要性』を開催いたしました。
セミナーには、長年にわたって小児歯科、健康教育に従事され日本小児歯科学会 専門医・指導医を務める岡崎 好秀教授を講師に迎え、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種対象外である子ども(12歳未満)こそ見直したい“唾液力の重要性”や“親子でより健康的な生活を送るためにできること”についてお話しいただきました。

「子どもの口腔リスクの現状」

岡崎教授は、『子どものむし歯は、幼児、小学生問わず年々減少している一方で、将来的に歯周病の原因となる歯肉炎については増加している』ことを説明し、歯垢が放置され歯肉炎につながってしまうことに触れ、『子どもに分かりやすく言うと、食後すぐにお皿を洗うとすぐに汚れが取れるが、一晩乾燥させるとそこに汚れがこびりつき取れなくなる。これが歯石と考えればいい。』と述べました。

「唾液力の重要性」

『唾液には非常に面白い話がたくさんある。例えば、“よだれの多い赤ちゃんは丈夫に育つ”という言葉や“唾液の多い高齢者は長寿を得る”という言葉。このように唾液とは大きなファクターであり、その一つとして唾液にはカラダを守る作用がある。』と述べ、唾液には『外からの細菌&ウイルスの侵入を最前線で防ぐ、むし歯を防ぐ、歯周病を防ぐ、消化を助ける、口臭を防ぐ』といった働きがあることを説明しました。

岡崎好秀教授プロフィール

国立モンゴル医学科学大学歯学部 客員教授
1978年愛知学院大学歯学部卒業。同年、大阪大学歯学部小児歯科を経て、1984年より岡山大学病院小児歯科講師(歯学博士 岡山大学)に就任。2013年4月より、国立モンゴル医学科学大学客員教授。専門は、小児歯科・障がい児歯科・健康教育。
2017年4月~2020年3月/岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センターの診療講師。
所属学会/日本小児歯科学会(指導医)、日本障害者歯科学会(認定医)、日本口腔衛生学会(認定医)他。