臨床試験結果

口腔関連

  • ロイテリ菌の歯周病に対する効果

    ロイテリ菌の歯周病に対する効果

    出典:Monica et al., Acta Odontol Scand. 2013;71(3-4):813-9

    歯周病・口腔炎症
    歯周病症状の箇所が47%減少

    歯周病患者19名を2グループに分け、ロイテリ菌を投与したところ、30日後には歯周病症状のある箇所が47%減少した。一方、ロイテリ菌なしのグループでは変化はなかった。

    ※ n = 9 または 10,
    検定手法:paired t-test もしくは Wilcoxon’s sign-rank test

  • ロイテリ菌の歯肉の出血に対する効果

    ロイテリ菌の歯肉の出血に対する効果

    出典:Schlagenhauf et al., J Periodontol. 2020;91(10):1328–1338

    BOP(歯肉の出血)
    歯周検査時の出血率が低下

    健康な船員を対象に二重盲検法ランダム化プラセボ対照比較試験を行った結果、ロイテリ菌を投与した船員乗組員のBOP(歯肉の出血)が著しく抑制されることが確認された。専門家のケアを受けられない環境下において、ロイテリ菌が歯周の健康を改善することが明らかになった。

    ※ 検定手法:ANCOVA

胃腸関連

  • ロイテリ菌の便秘に対する効果

    ロイテリ菌の便秘に対する効果

    出典:Ojetti et al., Gastrointestin Liver Dis. 2014;23(4):387-391

    胃腸性疾患
    排便回数が週に2.6回分改善

    便秘症の成人40名を2グループに分けてロイテリ菌を
    4週間投与したところ、投与したグループにおいて
    お通じの回数が有意に増加(p < 0.05, Student’s t-test)。

  • ロイテリ菌のピロリ菌に対する効果

    ロイテリ菌のピロリ菌に対する効果

    出典:Saggioro A et al., Dig Liver Dis 2005;37(suppl 1): S88, abstr. PO1.49.

    ピロリ菌
    胃酸抑制剤との併用で
    ピロリ菌の除菌に成功

    ピロリ菌の感染者30名のうち、半数に胃酸抑制剤とロイテリ菌、残りの半数に胃酸抑制剤のみを投与。ロイテリ菌を投与したグループで15名中9名がピロリ菌の除菌に成功。

乳幼児対象関連

  • ロイテリ菌の下痢に対する効果

    ロイテリ菌の下痢に対する効果

    出典:Shornikova et al., Pediatr Infect Dis J, 1997;16:1103-1107.

    ロタウイルス感染症
    乳幼児の下痢症状を緩和

    ロタウィルス性急性下痢により入院中の生後6-36カ月の66名の乳幼児を対象にプラセボ比較試験を実施。ロイテリ菌摂取により、水様性下痢の継続期間を有意に短縮する事ができた。

    ※ 検定手法: Chi-squared test

  • ロイテリ菌の夜泣き減少に対する効果

    ロイテリ菌の夜泣き減少に対する効果

    出典:Savino F et al. Pediatrics. 2007 Jan;119(1):e124-30

    乳児疝痛に起因する
    夜泣き回数が約1/4に減少

    ロイテリ菌を摂取した結果、7日目に1日当たりの夜泣き時間に有意な減少が認められ(p=0.005  Chi-squared test )、14・21・28日目にはシメチコン投与グループと比較して、夜泣き時間に有意な差が確認された(p<0.001)。さらに試験終了時の28日目の夜泣き時間は、シメチコン投与グループが145分(範囲:70~191分)だったのに対し、ロイテリ菌投与グループは51分(範囲:26~105分)にとどまり、94分もの差が認められた。

免疫・アレルギー関連

  • ロイテリ菌のアトピー性皮膚炎に対する効果

    ロイテリ菌のアトピー性皮膚炎に対する効果

    出典:27 Gromert Atopic eczema in children_L reuteri ab09 学会発表

    アトピー性皮膚炎
    湿疹面積が57%減少

    アトピー性皮膚炎の治療を受けている50名の乳児を対象に、ロイテリ菌含有のリキッドを12ヶ月間にわたって継続投与したところ、患者のアトピー性湿疹面積が平均57%減少した。

  • ロイテリ菌の感染症・風邪に対する効果

    ロイテリ菌の感染症・風邪に対する効果

    出典:Tubelius et al., Environ Health. 2005;4(25)

    胃腸感染症・風邪による
    職場の病欠の減少

    偽薬を摂取した成人の26%に病欠があったのに比べ、ロイテリ菌を摂取した成人は11%の病欠に留まった。(p <0.01 、Chi-squared test )この差は、交代勤務をしている被験者においてさらに顕著に見られ、偽薬を摂取した交代勤務者の33%に病欠があったのに対し、ロイテリ菌を摂取した交代勤務者の病欠は0%という結果となった。 (p <0.005 、Fisher's exact test )

その他

  • その他

    ロイテリ菌の特許を取得しているバイオガイア社とノーベル生理学・医学賞の選定機関であるスウェーデンのカロリンスカ医科大学は全面的に提携し、30年にわたり研究を重ねている。(2022年12月現在)

    • ◆臨床試験結果  258件
    • ◆被験者数  21,279名
    • ◆使用実績  世界約110の国と地域

    スウェーデン・カロリンスカ医科大学